ガットマシンを持つ管理人が教える、テニスガットの選び方
2026-10-25 ・ 管理人(テニス歴30年以上)
ラケットは何年も使いますが、ガットは消耗品です。そして打球感やボールの飛びは、ラケット以上にガットで変わると言われます。
私は自宅にガットマシンを置いて、自分のラケットはすべて自分で張っています。この記事では、その経験も交えながら、ガット選びの基本を整理します。
テニスは高校から始めましたが、大学に入ったら自分のガットマシンを買うと決めていました。最初は昔ながらの手張り式で、その後電動のマシンに買い替えて、もう20年以上使っています。ガットの種類もテンションも気軽に試せるのが、自分で張る一番のメリットです。
ガットの種類は大きく3つ
ポリエステル(ポリ)
- 硬めで、ボールを抑え込みやすい。強く振ってもアウトしにくい
- スピンがかけやすい
- 腕への負担は大きめ。テンションが落ちるのも早い
- 中上級者、スイングスピードの速い人向け
ナイロン(マルチフィラメント・モノフィラメント)
- 柔らかく、ボールがよく飛ぶ
- 腕に優しい
- ポリより切れやすいことがある
- 初中級者、ダブルス中心の人、ひじや手首に不安がある人向け
ナチュラル(天然素材)
- 打球感と反発力が最も良いとされる
- 価格が高く、湿気に弱い
私は縦にナチュラル(バボラのタッチトニック。以前は「トニックプラス」という名前でした)、横にルキシロンのアルパワーを張っています。ナチュラルの銘柄は違いますが、フェデラーが使っていたことで知られる「チャンピオンズチョイス」と同じ組み合わせです。ナチュラルのパワーと打球の伸びが好きで、横にポリを入れることでコントロールと耐久性を補っています。
仲間から張りを頼まれることも多く、その人たちは縦にポリを張ることがほとんどです。そのためにルキシロンの4GやバボラのRPMハリケーンもロールで常備しています。
ハイブリッド(縦と横で別のガット)
- 縦と横で種類の違うガットを張る方法
- 「縦ナチュラル・横ポリ」は、ナチュラルの打球感とポリのコントロールを両立できる定番の組み合わせ
- ナチュラルを全面に張るより費用を抑えられる
太さ(ゲージ)の選び方
- 細い(1.20mm前後):ボールのくい付きが良く、スピンがかかりやすい。切れやすい
- 標準(1.25mm前後):迷ったらここから
- 太い(1.30mm前後):耐久性が高い。打球感はややしっかりめ
テンションの目安
テンション(張りの強さ)が高いとボールは飛びにくく、コントロールしやすくなります。低いとボールが飛び、打球感は柔らかくなります。
- ポリは、ナイロンより低めに張るのが一般的
- 同じテンションでも、ラケットやガットの種類によって感じ方は変わる
- 迷ったら、ラケットの推奨テンションの真ん中から始めて、2ポンドずつ調整する
私は一時期、45ポンドくらいまで下げていました。ところがボールが飛びすぎてしまい、今は50ポンド程度に落ち着いています。テンションは「低いほど楽」というわけではなく、飛びすぎてコントロールできなくなったら上げる、というように行き来して調整するのがおすすめです。
張り替えの目安
ガットは切れていなくても、使っているうちにテンションが落ちて性能が下がります。特にポリは、張った直後から少しずつ反発力が落ちていきます。
- よく言われる目安は「1週間のプレー回数 = 1年間の張り替え回数」
- 「最近ボールが飛びすぎる」「回転がかからない」と感じたら張り替えのサイン
- 試合の前は、張って数日たったくらいが打球感が安定しておすすめ
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まとめ
- 打ち負けない硬さとスピンが欲しいならポリ、柔らかさと飛びならナイロン
- 太さは1.25mm前後から始めると選びやすい
- テンションは2ポンド刻みで調整
- 切れる前でも、定期的に張り替えたほうが性能は保てる